「毎日使う日焼け止め、肌への負担が気になる…」「毛穴詰まりや肌荒れは避けたいな」「石鹸で簡単にオフできるものがいい!」
そんな、肌への優しさを第一に考えるあなたのために、今回は「ノンシリコン(シリコンフリー)日焼け止め」を徹底解説します!
一言で「肌に優しい」と言っても、ノンケミカルとの違いや、実際のメリット・デメリットなど、気になるポイントはたくさんありますよね。
この記事では、30代になってから肌質の変化を感じ、成分を意識するようになった私が、ノンシリコン日焼け止めの基本から、あなたにピッタリな一本を見つけるための選び方、そして2025年最新のおすすめアイテムまで、余すところなくご紹介します。
この記事を読めばわかること
- ノンシリコン日焼け止めの本当のメリット・デメリット
- 意外と知らない「ノンケミカル」との明確な違い
- 後悔しない!自分に合ったノンシリコン日焼け止めの選び方
- 【2025年最新】本当におすすめできる人気アイテム7選
この記事を読み終える頃には、あなたはノンシリコン日焼け止めの専門家になっているはず。さあ、一緒に肌が喜ぶ日焼け止め探しの旅に出かけましょう!
そもそもノンシリコン日焼け止めって何?シリコンの役割と特徴
「ノンシリコン」という言葉はシャンプーでよく耳にしますが、日焼け止めにおける「シリコン」とは一体何なのでしょうか?まずは基本から見ていきましょう。
日焼け止めにおけるシリコンの役割とは?
シリコン(シリコーンオイル)は、日焼け止めにおいて非常に優秀な働きをする成分です。代表的な成分には「ジメチコン」や「シクロペンタシロキサン」などがあります。
主な役割は以下の通りです。
- 使用感を良くする:きしみやベタつきを抑え、サラサラとした滑らかなテクスチャーを生み出します。
- 撥水性を高める:汗や水に強いウォータープルーフ効果を持たせ、日焼け止めが落ちにくくなります。
- 紫外線散乱剤を均一に広げる:酸化チタンや酸化亜鉛といった紫外線散乱剤を肌の上で均一に広げ、紫外線防御効果を高めます。
- 化粧ノリを良くする:肌表面の凹凸を滑らかに整え、ファンデーションのノリを良くする化粧下地のような役割も果たします。

なぜ「ノンシリコン」が選ばれるの?肌への影響は?
シリコン自体は、肌の上で膜を張り、肌内部には浸透しないため、アレルギー反応などを起こしにくい安全な成分とされています。では、なぜ「ノンシリコン」を選ぶ人がいるのでしょうか。
理由は主に2つ考えられます。
- 毛穴詰まりへの懸念
シリコンの皮膜感や密着性の高さが、人によっては毛穴を塞いでしまうように感じられることがあります。特に、クレンジングが不十分だと、皮脂や汚れとともに毛穴に残り、ニキビや肌トラブルの原因になる可能性が指摘されることがあります。 - 肌の呼吸を妨げる感覚
肌にピタッと密着する感覚が、「肌が呼吸できていない感じがする」「被膜感が苦手」と感じる方もいます。敏感肌の方や、より自然なつけ心地を求める方がノンシリコンを選ぶ傾向にあります。
これらの理由から、肌への負担を少しでも減らしたい、より軽いつけ心地を求めたい、石鹸などの簡単な洗顔で済ませたいというニーズに応える形で、ノンシリコンの日焼け止めが注目されているのです。
【メリット・デメリット】ノンシリコン日焼け止めの本当のところ
肌に優しそうなイメージのあるノンシリコン日焼け止めですが、もちろん良い点ばかりではありません。メリットとデメリットの両方をしっかり理解して、自分に合うか判断しましょう。
ノンシリコン日焼け止めの嬉しいメリット
- 石鹸で落としやすいものが多い
肌への密着力が比較的マイルドなため、専用クレンジングが不要で、石鹸や洗顔料で簡単にオフできる製品が多いのが最大の魅力です。肌への摩擦を減らせるため、敏感肌さんには嬉しいポイントですよね。 - つけ心地が軽く、圧迫感が少ない
シリコン特有の「膜を張る感じ」がないため、軽やかで自然なつけ心地です。日焼け止め特有の息苦しさが苦手な方におすすめです。 - 毛穴詰まりのリスクを軽減
密着性の高い成分を避けることで、クレンジング不足による毛穴詰まりのリスクを減らすことが期待できます。ニキビができやすい方にも選ばれています。
知っておきたいデメリットと対策
- 汗や水に弱い傾向がある
撥水性を高めるシリコンが入っていないため、ウォータープルーフ効果はシリコン入りに比べて劣る場合があります。レジャーやスポーツ時には、こまめな塗り直しが必須です。 - きしみや白浮きしやすい製品もある
シリコンの代わりに紫外線散乱剤(酸化チタンや酸化亜鉛)を多く配合している場合、その特性上、肌がきしんだり、白浮きしやすくなったりすることがあります。購入前にテスターや口コミで確認するのがおすすめです。 - 伸びが悪く感じることも
シリコンによる滑らかさがないため、製品によっては伸びが悪く、ムラになりやすいと感じることも。塗る際は、少量ずつ点置きして、優しく丁寧に伸ばすのがコツです。

意外と知らない?ノンシリコンとノンケミカルの違い
「ノンシリコン」と一緒によく聞くのが「ノンケミカル」という言葉。この二つ、実は全くの別物です。違いをしっかり理解しておきましょう。
日焼け止めは、紫外線を防ぐ仕組みによって「紫外線吸収剤」を使ったものと、「紫外線散乱剤」を使ったものに分けられます。
種類 | 仕組み | 特徴 |
---|---|---|
紫外線吸収剤 | 紫外線を一度吸収し、熱などのエネルギーに変えて放出する | ・白浮きしにくい ・伸びが良く、透明な仕上がり ・人によっては刺激に感じることも |
紫外線散乱剤 | 物理的な粉で紫外線を跳ね返す | ・肌への負担が少ない ・白浮きしやすい傾向 ・ノンケミカル処方とも呼ばれる |
つまり、こういうことです。
- ノンシリコン:「使用感」を調整するシリコンが入っていないこと。
- ノンケミカル:「紫外線を防ぐ成分」として紫外線吸収剤が入っていないこと。(=紫外線散乱剤のみで紫外線を防ぐ)
「ノンシリコン」でありながら「紫外線吸収剤」が使われている製品もあれば、「ノンシリコン」かつ「ノンケミカル」の製品もあります。肌への優しさを最優先するなら、「ノンシリコン」かつ「ノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)」と書かれたものを選ぶのがおすすめです。
後悔しない!ノンシリコン日焼け止めの選び方【4つのポイント】
では、実際に自分に合ったノンシリコン日焼け止めを選ぶには、どこに注目すれば良いのでしょうか?4つのポイントに絞って解説します。
Point1:利用シーンに合わせたSPF/PA値を選ぶ
日焼け止めの基本ですが、利用シーンに合わない高すぎるSPF/PA値は、かえって肌の負担になることも。ノンシリコンでも様々な数値のものがあるので、シーンに合わせて使い分けるのが美肌への近道です。
- 日常生活(散歩、買い物など):SPF10~20, PA+~++
- 屋外での軽いスポーツやレジャー:SPF20~40, PA++~+++
- 炎天下でのレジャー、海、山:SPF40~50+, PA++++
Point2:肌質に合う保湿成分や美容成分で選ぶ
ノンシリコンの日焼け止めは、肌への優しさを追求した製品が多く、スキンケア効果の高いものが豊富です。自分の肌質に合った成分が配合されているかチェックしましょう。
- 乾燥肌さん:ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、植物性オイルなど
- 脂性肌・ニキビ肌さん:グリチルリチン酸2Kなどの抗炎症成分、皮脂吸着パウダー、ビタミンC誘導体など
- 敏感肌さん:シンプルな処方のもの、アレルギーテスト済み・パッチテスト済みの表記があるもの

Point3:テクスチャーや仕上がりの好みで選ぶ
毎日使うものだからこそ、使い心地は妥協したくないですよね。ノンシリコン日焼け止めにも様々なタイプがあります。
- ミルク・乳液タイプ:伸びが良く、しっとりした仕上がり。乾燥肌さんにおすすめ。
- クリームタイプ:保湿力が高く、乾燥しにくい。乾燥が特に気になる方に。
- ジェルタイプ:みずみずしく、さっぱりした使用感。脂性肌さんやベタつきが苦手な方に。
- パウダータイプ:メイクの仕上げや塗り直しに便利。サラサラな仕上がりに。
また、肌をトーンアップしてくれるものや、化粧下地として使えるものなど、付加価値で選ぶのも一つの手です。
Point4:石鹸オフ可能かなど「落としやすさ」で選ぶ
ノンシリコンを選ぶ大きな理由の一つが「落としやすさ」。パッケージに「石鹸で落ちる」「お湯でオフ」「クレンジング不要」といった記載があるかを確認しましょう。ただし、重ね塗りした場合や、上にメイクをした場合は、クレンジングを使った方が安心です。
肌の土台を整えることも大切
日焼け止めの効果をしっかりと感じるためには、肌の土台が整っていることが不可欠です。肌の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れていると、せっかくのスキンケアも効果半減…。日々の生活習慣を見直して、美肌を育てていきましょう。
詳しい方法は、こちらの記事で解説しています。
【2025年最新】肌に優しい!おすすめノンシリコン日焼け止め7選
お待たせしました!ここからは、上記の選び方を踏まえて、私が自信を持っておすすめするノンシリコン日焼け止めを7つご紹介します。
ETVOS (エトヴォス) / ミネラルUVアクアセラム
みずみずしい美容液仕立てで、極上のつけ心地!
まるで美容液のような、とろけるテクスチャーが魅力。ヒト型セラミドなどの保湿成分をたっぷり配合し、日中の乾燥から肌を守ります。自然なトーンアップ効果もあり、化粧下地としても優秀。ノンシリコン・ノンケミカルはもちろん、7つのフリー処方で敏感肌に徹底的に寄り添います。
ミネラルUVアクアセラム 30g SPF35 PA+++ ¥3,850(税込)(ETVOS)(参照:ETVOS公式サイト)
HANAオーガニック / ウェアルーUV
天然100%!オーガニック処方で光ダメージをブロック
美容液、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションの4役をこなす多機能ベース。濃縮オーガニックローズの力で、紫外線だけでなくブルーライトからも肌を守ります。肌の常在菌バランスに着目し、使うほどに素肌そのものが美しくなるのをサポート。ほんのりピンクベージュの色付きで、肌の色ムラを自然にカバーしてくれます。
ウェアルーUV 30ml SPF30 PA++ ¥4,400(税込)(HANAオーガニック)(参照:HANAオーガニック公式サイト)
ヴァントルテ (VINTORTE) / ミネラルUVクリーム
国内最高値のUVカット力とスキンケア効果を両立
ノンシリコン・ノンケミカルでSPF50+ PA++++を実現した実力派。エーデルワイスをはじめとする植物の力で、紫外線や環境ストレスによるダメージをケアします。クリームタイプながら白浮きしにくく、滑らかなテクスチャーで肌にしっとり馴染みます。石鹸で簡単にオフできる手軽さも人気の秘密です。
ミネラルUVクリーム 30g SPF50+ PA++++ ¥3,630(税込)(ヴァントルテ)
ナチュラグラッセ (naturaglacé) / UVプロテクションベースN
光を味方に!3種の光から肌を守り抜く
紫外線・ブルーライト・近赤外線の3つの光から肌を守ることにこだわったUV下地。天然由来成分100%で作られており、スキンケア感覚で使えます。自然なトーンアップ効果とツヤ感を与え、いきいきとした表情に。白浮きせず、きしまないので、日焼け止めが苦手な方にも試してほしい逸品です。
UVプロテクションベースN 30mL SPF50+ PA+++ ¥3,740(税込)(ナチュラグラッセ)
MAMA BUTTER (ママバター) / UVバリア モイストミルク
家族みんなで使える!大容量&高コスパ
オーガニックシアバターを配合し、潤いを守りながら紫外線から肌を守る乳液タイプの日焼け止め。10種のオーガニック植物エキスが肌荒れを防ぎ、健やかな肌を保ちます。すーっと伸びてベタつかず、白浮きしないので、顔にも体にも使いやすいのが魅力。無添加処方で、生後6ヶ月の赤ちゃんから使えます。
UVバリア モイストミルク 90mL SPF50 PA+++ ¥2,420(税込)(MAMA BUTTER)(参照:MAMA BUTTER公式サイト)
MiMC (エムアイエムシー) / ナチュラルホワイトニングミネラルパウダーサンスクリーン
メイク直しにも最適!ポンポン手軽なパウダータイプ
美白有効成分(ビタミンC誘導体)を配合し、シミ・そばかすを防ぎながらUVケアができる薬用美白パウダー。ポンポンと肌にのせるだけで、手を汚さずに塗り直しが完了します。毛穴をふんわりカバーし、サラサラの仕上がりが続くので、テカリが気になる時期にも大活躍。季節限定発売なので、見つけたら即ゲットがおすすめです。
ナチュラルホワイトニングミネラルパウダーサンスクリーン (医薬部外品) 6g SPF50+ PA++++ ¥6,930(税込)(MiMC)(参照:MiMC公式サイト)
アクセーヌ (ACSEINE) / スーパーサンシールド ブライトヴェール
くすみを飛ばして、明るい肌印象へ
敏感肌のための低刺激性・無香料・ノンケミカル処方。肌に負担をかけずに国内最高レベルのUVカット効果を実現しています。独自の技術で紫外線散乱剤をコーティングし、きしみや乾燥感のない快適なつけ心地を追求。ピンク系のヴェールがくすみや色ムラを自然にカバーし、ワントーン明るい肌に仕上げてくれます。
スーパーサンシールド ブライトヴェール 22g SPF50+ PA++++ ¥4,400(税込)(アクセーヌ)(参照:アクセーヌ公式サイト)
効果を最大限に!ノンシリコン日焼け止めの上手な使い方
せっかく肌に優しい日焼け止めを選んだなら、効果的に使いたいですよね。塗り方と塗り直しのコツをご紹介します。
ムラなく塗るための基本のステップ
- スキンケアでしっかり保湿する。肌が潤っていると、日焼け止めが均一に伸びやすくなります。
- 製品の規定量を手に取る。顔全体なら500円玉大が目安です。
- おでこ、鼻、両頬、あごの5点に置く。
- 顔の中心から外側に向かって、指の腹で優しく丁寧に伸ばす。
- 首やデコルテ、耳の後ろなど、忘れやすい部分にもしっかり塗る。

日焼け止め前のスキンケアを見直しませんか?
日焼け止めの効果を高めるには、その前の保湿ケアがとても重要です。「最近、化粧水の浸透が悪いかも…」と感じるなら、導入美容液をプラスしてみるのもおすすめです。肌を柔らかくほぐし、次に使うスキンケアの通り道を作ってくれますよ。
塗り直しのタイミングとコツ
ノンシリコン日焼け止めは、こまめな塗り直しが美肌を保つ鍵。2~3時間おきを目安に塗り直しましょう。汗をかいたり、タオルで拭いたりした後は、その都度塗り直すのが理想です。
メイクの上から塗り直す場合は、ティッシュで軽く皮脂や汗をオフしてから、UVカット効果のあるパウダーやスプレータイプの日焼け止めを重ねるのが手軽でおすすめです。
よくある質問 Q&A
最後に、ノンシリコン日焼け止めに関するよくある疑問にお答えします。
Q. ノンシリコンだと崩れやすいって本当?
A. シリコン入りのものに比べると、皮脂や汗による崩れを感じやすい場合があります。しかし、最近では皮脂吸着パウダーが配合されていたり、処方が工夫されていたりして、崩れにくい製品も増えています。メイクの仕上げにフェイスパウダーを重ねると、崩れにくさがアップしますよ。
Q. 子供や赤ちゃんにも使える?
A. 「赤ちゃんにも使える」「ベビー用」と明記されているものを選びましょう。ノンシリコン・ノンケミカル処方は肌への負担が少ないため、子供向け製品に多く採用されています。使用前には、念のため腕の内側などでパッチテストを行うとより安心です。
Q. 開封後の使用期限は?
A. 製品によって異なりますが、一般的に開封後は半年から1年以内に使い切ることが推奨されています。特に、オーガニック成分を多く含むものは使用期限が短い場合があるので、パッケージの表示を確認しましょう。去年の残りを今年も使うのは、品質の劣化や雑菌繁殖の恐れがあるため避けてくださいね。
まとめ:肌への優しさで選ぶ!ノンシリコン日焼け止め【シリコンフリー】
今回は、ノンシリコン日焼け止めについて、その魅力から選び方、おすすめアイテムまで詳しく解説しました。
この記事のポイント
- ノンシリコン日焼け止めは、つけ心地が軽く、石鹸で落としやすいのが最大の魅力。
- 「ノンシリコン」と「ノンケミカル」は別物。肌への優しさを追求するなら両方を満たすものがおすすめ。
- 選ぶ際は、シーン・肌質・使用感・落としやすさの4つのポイントをチェックする。
- 最近は使用感やUVカット効果が高い製品が豊富に揃っている。
シリコンが悪というわけでは決してありません。しかし、「肌への負担を少しでも減らしたい」「心地よくUVケアを続けたい」と願うなら、ノンシリコン日焼け止めはあなたの強い味方になってくれるはずです。
この記事が、あなたにとって最高の1本と出会うきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
ぜひ、あなたのお肌と心に寄り添う日焼け止めを見つけて、太陽の下でも自信あふれる毎日をお過ごしくださいね!
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