こんにちは！コスメコンシェルジュのchiakiです。
「どうしよう、頭皮がムズムズ痒い…」「肩に白いフケが…恥ずかしい！」
そんなデリケートなお悩み、ありませんか？
美容業界で13年以上、3000人以上の方の肌悩みに寄り添ってきましたが、頭皮のかゆみやフケに悩む方は、実はとっても多いんです。
特に季節の変わり目や、ストレスが溜まった時、急に症状が出ることもありますよね。
でも、安心してください。そのお悩み、毎日のシャンプーを見直すことで、大きく変わる可能性があるんです！
この記事では、コスメコンシェルジュの私が、なぜ頭皮トラブルが起こるのか、そしてあなたにピッタリのシャンプーを見つけるための「プロの選び方」を、徹底的に解説していきます。
この記事でわかるポイント
- なぜ？ 頭皮のかゆみ・フケが起こる「本当の原因」
- 専門家が教える！失敗しないシャンプー選びの「3つの鍵」
- 【タイプ別】おすすめの市販シャンプー5選
- 効果アップ！「正しいシャンプーの方法」とQ&A
もう一人で悩まないで。健やかな頭皮を取り戻すお手伝いをさせてくださいね。
その頭皮のかゆみとフケ、どうして起こるの？
かゆみやフケが気になると、「不潔にしているから？」なんて心配になるかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ、洗いすぎや、使っているシャンプーが肌質に合っていないことが原因の場合が非常に多いんです。
頭皮トラブルの原因は、大きく分けて2つのタイプがあります。あなたはどちらのタイプか、チェックしてみてくださいね。
パターン1：カサカサ乾燥タイプ（乾燥性フケ）
こんな症状はありませんか？
- パラパラとした、細かい粉雪のようなフケが出る
- 頭皮全体がカサカサして、つっぱる感じがする
- 特にお風呂上がりや、空気が乾燥する冬場にかゆみが増す
これは、頭皮のうるおい（皮脂）が不足している「乾燥」が主な原因です。
洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていたり、熱いお湯でゴシゴシ洗いすぎたりすると、頭皮を守るために必要な皮脂まで奪ってしまいます。
すると、頭皮のバリア機能が低下し、少しの刺激でもかゆみを感じたり、乾燥して角質（フケ）が剥がれやすくなったりするのです。
パターン2：ベタベタ脂性タイプ（脂性フケ）
こちらのタイプはどうでしょうか？
- 湿っぽく、黄色っぽいフケが出る
- 頭皮がベタつき、髪がペタッとしやすい
- 日中も頭皮のベタつきや、ニオイが気になる
これは、皮脂が過剰に分泌されている「脂性」の状態です。
過剰な皮脂をエサにして、頭皮の常在菌である「マラセチア菌」が増殖しやすくなります。この菌が皮脂を分解する際に出す物質が、頭皮を刺激してかゆみを引き起こしたり、ターンオーバーを乱してフケ（ベタついた角質）の原因になったりするのです。
脂っこい食事が多かったり、ストレスやホルモンバランスの乱れも、皮脂の過剰分泌につながることがあります。
意外な盲点？シャンプーが合っていないかも
「乾燥でも脂性でもない気がする…」という方。
それは、今お使いのシャンプーに含まれる成分が、あなたの頭皮に合っていない（刺激になっている）のかもしれません。
例えば、シャンプーを洗い流した後に、頭皮に赤みが出たり、すぐにかゆみが出たりする場合は、成分が合わない可能性を疑ってみましょう。
特に、香りや仕上がりの良さだけで選んでいると、頭皮にとっては負担になっていることもあるんですよ。
【コスメコンシェルジュ直伝】もう悩まない！頭皮ケアシャンプーの選び方
では、たくさんあるシャンプーの中から、どうやって自分に合うものを選べばいいのでしょうか？
私がお客さまにアドバイスする時は、必ず「3つの鍵」をチェックするようにお伝えしています。
ボトルや価格ではなく、裏面の「成分表示」を見るのがプロの鉄則です！
チェックポイント1：洗浄成分（アミノ酸系が基本）
シャンプーの「命」とも言えるのが、洗浄成分（界面活性剤）です。
頭皮のかゆみやフケに悩んでいる方には、まず「アミノ酸系」の洗浄成分を使ったシャンプーをおすすめします。
| 洗浄成分のタイプ | 特徴 | こんな人におすすめ | 主な成分名 |
|---|---|---|---|
| アミノ酸系 | マイルドな洗浄力。保湿力が高く、頭皮への刺激が少ない。 | 乾燥肌、敏感肌、かゆみが出やすい人 | ココイルグルタミン酸～、ラウロイルメチルアラニン～、ココイルメチルタウリン～ など |
| ベタイン系 | ベビーシャンプーにも使われるほど低刺激。アミノ酸系と併用されることも多い。 | 特に肌がデリケートな人 | コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン など |
| 高級アルコール系 （石油系） |
洗浄力が非常に強い。泡立ちが良いが、皮脂を取りすぎる傾向がある。 | 皮脂が非常に多い人（ただし、乾燥を招くことも） | ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸アンモニウム など |
市販の安価なシャンプーの多くは「高級アルコール系」です。泡立ちが良くスッキリしますが、乾燥肌の方が使うと、必要な皮脂まで落としすぎて、かゆみやフケを悪化させることがあります。
まずは「アミノ酸系」や「ベタイン系」の、マイルドな洗浄成分が主体のものを選んでみましょう。
チェックポイント2：有効成分（かゆみ・フケを抑える）
かゆみやフケの症状が特につらい時は、「薬用（医薬部外品）」と書かれたシャンプーに配合されている「有効成分」の力を借りるのも手です。
かゆみ・炎症を抑えたい場合
- グリチルリチン酸ジカリウム（グリチルリチン酸2K）
- アラントイン
これらは、頭皮の炎症を鎮めて、かゆみを和らげてくれる成分です。肌荒れ防止の化粧品にもよく使われていますね。
フケ（マラセチア菌）が気になる場合
- ミコナゾール硝酸塩
- ピロクトンオラミン
これらは「抗真菌成分」と呼ばれ、フケの原因となるマラセチア菌の増殖を抑える働きが期待できます。特に脂性フケの方におすすめです。
チェックポイント3：保湿成分（うるおいキープ）
特に「乾燥性フケ」の方に、洗浄成分とあわせてチェックしてほしいのが「保湿成分」です。
顔のスキンケアと同じで、頭皮も「うるおい」が命。保湿成分がしっかり入っているシャンプーなら、洗い上がりの乾燥やつっぱり感を防いでくれます。
＜代表的な保湿成分＞
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- グリセリン
- リピジュア®（ポリクオタニウム-51）
避けたほうが良い成分は？
頭皮がデリケートになっている時は、以下のような刺激になりうる成分は避けるのが無難です。
- 強い洗浄成分（ラウレス硫酸Naなど）
- エタノール（アルコール）（清涼感はありますが、乾燥や刺激の原因にも）
- 合成香料、合成着色料
- メントール（強い清涼感は、かゆみを一時的にごまかすだけかもしれません）
「スースーする清涼感が好き！」という方もいらっしゃいますが、かゆみがある時は、その刺激が逆効果になることも。まずは「低刺激」を最優先に考えてみてください。
頭皮のかゆみ・フケ対策におすすめのシャンプー5選
お待たせしました！ ここからは、コスメコンシェルジュの私が、成分と実績（お客さまからの評判）の両方から厳選した、おすすめのシャンプーを5つご紹介します。
ドラッグストアで手に入る市販品を中心に選びましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
【乾燥・敏感肌に】ミノン 薬用ヘアシャンプー
価格目安: 1,500円前後 (450ml)
【メリット】
敏感肌・乾燥肌ケアの定番「ミノン」の薬用シャンプーです。植物性アミノ酸系の洗浄成分で、頭皮のうるおいを守りながら優しく洗い上げます。
有効成分「グリチルリチン酸2K」が、かゆみやフケ、炎症をしっかり防いでくれます。赤ちゃんから大人まで使えるほどの低刺激処方が、何よりの安心材料ですよね。
（参照：第一三共ヘルスケア公式サイト）
【乾燥によるかゆみに】キュレル シャンプー
価格目安: 1,100円前後 (420ml)
【メリット】
乾燥性敏感肌といえば「キュレル」。頭皮の必須成分である「セラミド」を守って洗い、うるおいをキープする処方が最大の特徴です。
有効成分「グリチルリチン酸2K」も配合で、フケ・かゆみ、乾燥などのトラブルを防ぎます。アミノ酸系ではありませんが、非常にマイルドな洗浄成分で、きめ細かな泡でスッキリ洗えます。
（参照：花王キュレル公式サイト）
【脂性フケ・かゆみに】コラージュフルフルネクスト すっきりさらさらタイプ
価格目安: 3,300円前後 (400ml)
【メリット】
フケ・かゆみ対策シャンプーの代表格です。フケ原因菌（マラセチア菌）の増殖を抑える「ミコナゾール硝酸塩」と、かゆみを防ぐ「ピロクトンオラミン」の2つの有効成分を配合しているのが最大の強み。
「すっきりさらさらタイプ」は、ベタつきがちな脂性頭皮の方にピッタリ。洗浄力はしっかりめですが、低刺激処方で作られています。 （参照：持田ヘルスケア公式サイト）
【乾燥性フケに】コラージュフルフルネクスト うるおいなめらかタイプ
価格目安: 3,300円前後 (400ml)
【メリット】
こちらは、先ほどのコラージュフルフルの「乾燥肌向け」タイプです。2つの有効成分はそのままに、保湿成分をリッチに配合しています。
洗浄成分もよりマイルドなアミノ酸系（ラウロイルメチル-β-アラニンNa液）をメインにしており、フケ原因菌は気になるけれど、頭皮は乾燥しがち…という、複雑なお悩みに応えてくれるシャンプーです。
（参照：持田ヘルスケア公式サイト）
【セラミドで保湿】オクト serapie(セラピエ) 薬用スキンケアシャンプー
価格目安: 1,300円前後 (230ml)
【メリット】
昔からある「オクト」の、乾燥肌・敏感肌ラインが「セラピエ」です。有効成分「ピロクトンオラミン」がフケ・かゆみの原因菌をしっかり殺菌してくれます。
さらに、「天然型セラミド（うるおい保護成分）」を配合しており、バリア機能が低下した頭皮のうるおいを補い、健やかな状態に整えてくれるのが嬉しいポイント。優しいナチュラルアロマの香りも人気です。
（参照：ライオン公式サイト）
シャンプーの効果を高める！正しい洗い方ステップ
せっかく良いシャンプーを選んでも、洗い方が間違っていると効果は半減…。
かゆみやフケを防ぐには、「優しく、でも汚れはきちんと落とし、すすぎは徹底的に」が合言葉です。
私がサロンでも指導している「正しいシャンプーの洗い方」を伝授しますね！
ステップ1：予洗いを丁寧に（1〜2分）
シャンプーをつける前に、まずはお湯（38〜40℃くらいのぬるま湯）だけで頭皮と髪をしっかり濡らします。
これを「予洗い（よあらい）」と言いますが、実はこれだけで髪の汚れの7〜8割は落ちると言われているんです。
指の腹を使って頭皮全体にお湯を行き渡らせるように、1〜2分かけて丁寧に洗い流しましょう。
ステップ2：泡立てて優しく
シャンプー液を手のひらに取り、必ず手のひらでしっかり泡立ててから、髪と頭皮につけます。
（泡で出てくるポンプタイプも便利ですね！）
ここでのポイントは、爪を立てないこと！
かゆいと、つい爪を立ててゴシゴシ洗いたくなりますが、それは絶対にNG！頭皮が傷つき、バリア機能が壊れて、かゆみが悪化する原因になります。
「指の腹」を使って、頭皮をマッサージするように優しく動かし、泡で汚れを包み込むように洗いましょう。
ステップ3：すすぎは「これでもか！」というくらい
私が最も重要視しているのが、この「すすぎ」です。
シャンプーやコンディショナーの成分が頭皮に残っていると、それが刺激になってかゆみやフケ、ベタつきの原因になります。
「もう十分かな？」と思ってから、さらにプラス1分。
シャワーヘッドを頭皮に近づけ、髪の生え際、耳の後ろ、首のうしろ（襟足）など、すすぎ残しやすい部分まで、ぬめり感が完全になくなるまで徹底的に洗い流してください。
シャンプーだけじゃない！「頭皮の保湿」で乾燥スパイラルを断ち切る
シャンプーや洗い方を見直しても、まだ乾燥やかゆみが気になる…という方、いらっしゃいませんか？
それ、「洗いっぱなし」による乾燥が原因かもしれません。
顔を洗った後、化粧水や乳液で保湿しますよね？ 実は、頭皮も顔と一枚の皮でつながっている、大切な「肌」なんです。
シャンプー後は、汚れと一緒に頭皮のうるおいも少なくなっている状態。そのまま放置すると、頭皮はどんどん乾燥してしまいます。
乾燥した頭皮は、バリア機能が低下して、ちょっとした刺激でもかゆみを感じやすくなったり、パラパラとしたフケが出やすくなったり…。
この「乾燥スパイラル」を断ち切るために、お風呂上がりの頭皮に「化粧水」や「保湿ローション」をつけてあげる習慣を、ぜひ取り入れてみてください！
価格目安: 2,310円 (180g)～
【メリット】
楽天の美容コスメランキングで1位を獲得した、人気の頭皮用化粧水です。「リンゴ幹細胞(リンゴ果実細胞培養エキス)」や「プラセンタエキス」など、注目の保湿・エイジングケア成分（※）を配合。
ふっくらと弾力のある、健やかな頭皮環境へと導きます。さらに、「カキタンニン」や「オタネニンジン根エキス」が、乾燥、ニオイ、フケ・カユミといった複合的な頭皮トラブルにアプローチしてくれるのも心強いですね。手軽に本格的なスキャルプケアを始めたい方にぴったりです。
（※年齢に応じたお手入れ）
それでもダメなら？頭皮ケアQ&A
最後に、お客さまからよくいただく質問にお答えしますね。
Q. シャンプーを変えてもかゆいです…
A. まずは、シャンプーがしっかりすすげているか、洗い方を見直してみてください。
それでも変わらない場合、考えられるのは以下の2つです。
- シャンプー以外の原因
ストレス、睡眠不足、食生活の乱れ（脂っこいもの、甘いものの食べ過ぎ）などが、頭皮のコンディションに影響しているかもしれません。生活習慣全体を見直してみましょう。 - 皮膚の病気
「脂漏性皮膚炎（しろうせいひふえん）」や「アトピー性皮膚炎」など、セルフケアだけでは難しい皮膚の病気が隠れている場合もあります。かゆみやフケが2週間以上続く、赤みや湿疹がひどい場合は、迷わず皮膚科を受診してください。専門家（医師）の診断を仰ぐことが、一番の近道です。
Q. メンズ用・レディース用は分けたほうがいい？
A. 必ずしも分ける必要はありませんが、傾向として違いはあります。
一般的に、男性は女性より皮脂分泌量が多いため、メンズ用シャンプーは洗浄力が強く、清涼感（メントールなど）が強いものが多いです。
もし、ご家族の男性用シャンプーを借りていて頭皮が乾燥する…という場合は、洗浄力が強すぎるのかもしれません。自分の頭皮タイプに合ったもの（アミノ酸系など）を選ぶのがベストです。
Q. 生活習慣で気をつけることは？
A. 頭皮も「肌」の一部です。美肌のために良いことは、頭皮にも良いんですよ！
- バランスの良い食事：ビタミンB群（レバー、卵、納豆など）や、タンパク質（肉、魚、大豆）を意識して摂る。
- 質の良い睡眠：肌のターンオーバー（生まれ変わり）を整えるために、睡眠は不可欠です。
- ストレスを溜めない：ストレスは皮脂バランスを崩す大敵。自分なりのリラックス方法を見つけてくださいね。
- 枕カバーを清潔に：頭皮が長時間触れるものなので、こまめに洗濯しましょう。
まとめ：健やかな頭皮で、毎日をもっと快適に
いかがでしたか？
頭皮のかゆみやフケは、周りの目も気になってしまう、とてもデリケートな悩みですよね。
でも、その原因はあなたの頭皮タイプと、日々のケア（シャンプー）が合っていないだけかもしれません。
最後に、今日お伝えした大切なポイントをまとめます。
今日から始める頭皮ケア 3つの約束
- 自分のタイプを知る：自分は「乾燥」タイプか「脂性」タイプか見極めましょう。
- シャンプー選びの鍵は「成分」：洗浄成分（アミノ酸系）と有効成分（抗炎症・抗真菌）をチェック！
- 「洗い方」を見直す：予洗いをしっかり、指の腹で優しく洗い、すすぎは徹底的に！
あなたに合うシャンプーを見つけて、正しいケアを続ければ、頭皮はきっと応えてくれます。
かゆみやフケのストレスから解放されて、自信を持って過ごせる毎日を、ぜひ手に入れてくださいね！
あなたの頭皮ケアを、心から応援しています。
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